キングダム3 ライジング・レルムズがgamescom 2026にて正式発表され、長年愛されてきた横スクロール戦略シミュレーションシリーズが新たな時代へ突入することが明らかになった。Raw Furyが手掛ける本作は、ミニマルな操作性と美麗なピクセルアートという確立されたコアを忠実に継承しつつ、ゲームシステム全般にわたって劇的な進化を遂げている。従来の防衛主体だったゲームサイクルから、プレイヤーが能動的に戦局を切り拓く攻撃的なアプローチへと舵を切った点が最大の注目点だ。
▲ 公式カバーアート (出典: IGDB)
| タイトル | キングダム3 ライジング・レルムズ |
| 開発元 | Fury Studio |
| パブリッシャー | Raw Fury |
| ジャンル | 横スクロール戦略シミュレーション |
| 対応言語 | 日本語対応予定 |
| 発売時期 | 未定 |
アーサー伝説とケルト神話が紡ぐ新たな世界観
本作では従来のポストアポカリプス的な中世ファンタジーから一歩踏み込み、アーサー伝説やケルト神話をモチーフにした重厚な世界観が構築されている。プレイヤーは一国の君主として愛馬を駆り、散らばるコインを回収しながら拠点を拡張し、夜な夜な襲来する謎の脅威「グリード」から自国を防衛していく。神話的意匠が取り入れられたことで、建造物やユニットのデザインもこれまで以上に神秘的かつ壮大なスケールへと刷新されている。
特筆すべきは、君主自らが直接戦闘に参加できるようになった点だ。従来のシリーズでは指示出しと資源配分に専念していた君主だが、本作では光の大槍を投擲して複数の敵を一掃するなど、前線で直接武力を振るうことが可能となった。この仕様変更により、防衛戦における立ち回りの自由度が飛躍的に向上し、よりスリリングなアクション性を味わえるようになっている。
キングダム3 ライジング・レルムズにおける内政と戦術の進化
内政面においても城砦の発展段階が大幅に拡張され、技術体系が刷新された。複数の領域を統一していくプロセスの中で、地域固有の特殊資源や独自技術を獲得し、国力を段階的に強化していく戦略性が組み込まれている。これにより、単なる拠点の維持にとどまらない、領土拡大のダイナミズムが味わえる設計へと進化を遂げた。
新システム「マスター」の登用と攻城戦
戦術の要となる新要素として、強力な能力を備えた「エリート兵(マスター)」が登場する。戦場で救出したマスターは最大3体まで同時に召喚可能であり、弓術に秀でた戦闘特化型だけでなく、コイン収集を効率化する商人のような内政補助ユニットも存在する。さらに弓兵部隊に護衛された攻城兵器を押し進め、敵の心臓部を直接打ち砕くダイナミックな攻城戦も導入され、攻守のメリハリが明確になっている。
▲ ゲームプレイおよび公式メディア (出典: IGDB)
協力プレイと多角的なアプローチが生む新たな体験
本作はソロプレイの没入感のみならず、ローカルおよびオンラインの画面分割Co-opプレイに完全対応している。広大なマップを二人の君主で手分けして探索し、防衛ラインを連携して構築するマルチプレイは、従来のシリーズファンにとっても新鮮な体験となるだろう。乗り物やサポートユニットのバリエーションも増加しており、プレイスタイルに応じた多角的な攻略ルートを選択できる深みが用意されている。
キングダム3 ライジング・レルムズが切り拓くミニマル戦略シムの新境地
シリーズが培ってきた「最小限の操作で最大限の戦術を生む」基本設計を守りつつ、君主のアクション化とマスター召喚によって退屈な待ち時間を劇的に解消している。受動的な防衛から能動的な領土奪還へのシフトは、ゲームテンポの大幅な向上をもたらすはずだ。洗練されたドット絵のビジュアルと神話的テーマの融合が、正統ナンバリングに相応しい完成度を予感させる。
最終コンパス指数: 8.8 / 10