[STEINS;GATE: Octet of Shifting Space] 『STEINS;GATE 変移空間のオクテット』現行ゲーム機とSteamへの初移植が決定 レトロゲームの操作感や魅力を徹底解説

想定科学アドベンチャーの傑作として今なお根強い人気を誇るシリーズの派生作『STEINS;GATE 変移空間のオクテット』が、PlayStation 5、Nintendo Switch、PC(Steam)向けに世界展開されることが決定した。本作は2011年にWindows向けに発売されたレトロスタイルのPCアドベンチャーゲームであり、家庭用ゲーム機およびSteam向けに配信されるのは今回が初となる。当時のマイコン、いわゆるPC-8800シリーズなどの8ビットPC時代へのリスペクトに満ちた本作は、現代のプレイヤーに強烈なノスタルジーと新鮮な挑戦状を突きつける作品だ。

対応プラットフォーム PlayStation 5 / Nintendo Switch / PC (Steam)
オリジナル版発売日 2011年10月28日
ゲームジャンル 8ビットPC風アドベンチャー(テキストパーサー)
開発・パブリッシャー MAGES. / スパイク・チュンソフト
特徴的システム 英語コマンド入力式(ソフトウェア/USBキーボード対応)

もし1980年代に『シュタゲ』が存在したらという極上のif世界観

『STEINS;GATE 変移空間のオクテット』は、もし1980年代のパソコンで『STEINS;GATE』が開発されていたら、というユニークなコンセプトのもとに制作された。プレイヤーは主人公の岡部倫太郎となり、再び何者かに持ち去られてしまった幻のレトロPC「IBN 5100」を求め、狂気のマッドサイエンティストとして秋葉原の街を奔走することになる。現代のビジュアルノベルのように選択肢を選ぶのではなく、自らの手でコマンドを打ち込んで物語を進行させるゲームシステムは、当時のパソコンゲームをリアルタイムで体験した世代には涙ものであり、若い世代にとっては全く新しい謎解き体験となるだろう。

テキストパーサーによる高い難易度とクラシックな画面描画の再現

本作の最大の特徴は、英単語を入力して行動を決定するテキストパーサーシステムである。現代のアドベンチャーゲームのような親切なガイドは存在せず、周囲の状況を観察し、思考を巡らせて適切な英語コマンドを導き出す必要がある。また、ビジュアル面でも徹底したこだわりが見られ、1ラインずつ線が描かれ、そこに色が塗られていく1980年代特有の画面描画プロセスを忠実に再現している。グラフィックモードも、当時の8色デジタルRGBを再現したモードから、グリーンモニター風のモノクロ画面まで選択可能で、プレイヤーを完全に30年以上前のあの頃へと引き戻してくれる仕様だ。

阿保剛氏によるFM音源のこだわりとファンへの豪華な提供方法

音楽面におけるこだわりも妥協がない。数々の名曲を生み出してきたコンポーザーの阿保剛氏が手掛けるサウンドは、当時のFM音源やPSG音源のチップ仕様を限界まで再現している。3和音のFM音源と3和音のPSG音源が織りなすピコピコとしたノスタルジックなメロディは、チープでありながらも現代のゲーム音楽にはない独特の温かみと緊張感をもたらす。なお、日本ではリメイク作である『STEINS;GATE RE:BOOT』のパッケージ版早期購入特典として、本作のPlayStation 5およびNintendo Switch版が付属することが決定している。一方で、西欧向けの単体入手方法などの詳細については、スパイク・チュンソフトより後日改めて発表される予定だ。

『STEINS;GATE 変移空間のオクテット』が示す温故知新のアドベンチャー体験
本作の現行機移植は、単なる懐古趣味の移植にとどまらない。選択肢を読み進める受動的なプレイが主流となった現代のノベルゲーム市場において、テキスト入力という能動的な推理を求める本作は、アドベンチャーゲーム本来の面白さを再定義する可能性を秘めている。キーボードを叩き、試行錯誤しながら物語の深淵へと迫るゲームデザインは、タイピング世代のみならず、インディーゲームで育った若い層にも強烈な刺激を与えるだろう。

最終コンパス指数: 8.5 / 10

関連記事:シュタインズゲートリブートの発売日と新機能まとめ

関連記事:シュタインズゲートリブート発売日の最新詳細情報

コメントする

error: Content is protected !!