Digital Extremesが手掛ける期待の新作オンラインアクションRPG『Soulframe』の最新情報が、ファンイベント「TennoCon 2026」のステージにてついにベールを脱いだ。本作は自然や動物との深い繋がりをテーマにした独自のファンタジー世界を描いており、今回の発表ではプレイヤー待望の新システムや、世界観をさらに拡張するダークな新要素が多数明かされている。現在実施中のクローズドαテスト「プレリュード」の全希望者向け一時解放と合わせ、開発が着実に次のフェーズへ進んでいることを印象付ける内容となった。
▲ 公式カバーアート (提供: IGDB)
| 開発元 | Digital Extremes |
| マウント実装時期 | 2026年秋予定 |
| 最新ボス実装状況 | クローズドαにて即時戦闘可能 |
| 注目システム | 誓約「ヴァダガール」/ 釣りシステム |
動物との絆がもたらす革新的なマウントシステム
本作のゲームプレイにおいて最も大きな変革をもたらすのが、2026年秋に実装が決定した「マウント(騎乗)」機能である。公開されたデモプレイでは、巨大な狼や、禍々しい姿をしたボスの乗る馬に跨がって広大なフィールドを駆け抜ける様子が披露された。このシステムは単なる高速移動手段にとどまらず、マウントに物を投げて取ってこさせたり、餌を与えたりすることで親密さを深める育成要素も兼ね備えている点が、動物との精神的共鳴を重んじる本作らしい設計と言える。
さらに注目すべきは、このマウント機能が最大4人のスクワッド(協力プレイ)に完全対応している点だ。メンバー全員がそれぞれ相棒となる獣を呼び出し、隊列を組んで戦地を駆ける光景は、マルチプレイにおける連携や一体感を大きく高めるだろう。戦闘時に敵が使用していた攻撃能力を、馬のマウントを通じてプレイヤー自身も利用できる描写があり、機動力と戦闘力がシームレスに融合した新しいバトルスタイルが期待される。
光と闇が交錯する新誓約ヴァダガールと汚染のリスク
もう一つの重要な発表が、キャラクタービルドの幅を広げる新たな誓約「ヴァダガール」の追加である。これは従来の美徳とは相反する「不徳」または「悪徳」(開発チームによる呼称はベスパー)に根ざした能力システムだ。プレイヤーは「憤怒」「死」「破滅」といった禍々しい属性を選択することで、異形とも言える怪物の強大な力を一時的に引き出して戦うことができる。
▲ 公式アートワーク (提供: IGDB)
しかし、この力は決してノーコストではない。怪物の力を引き出す代償として、主人公自身の肉体が汚染されていくリスクを伴うという。このリスクとリターンのジレンマは、戦闘における緊張感を生み出すだけでなく、ストーリーにおける自己犠牲や世界の歪みといったダークファンタジーとしての深みを一層引き立てる装置として機能するだろう。
アンデッドの脅威メンディカント・レインブレイカーの登場
デモプレイの興奮をそのままに、クローズドαテスト向けに新規ボス「メンディカント・レインブレイカー」が即時実装された。このボスは、人間から虐げられてきた馬の強い怨念が具現化したアンデッドの騎士であり、非常に高い戦闘力を誇る。プレイヤーはテスト段階からこの強力な宿敵に挑み、そのモーションや攻略法をその手で確かめることができる。敵が使用する馬はマウント機能の正式実装を待つ必要があるものの、戦闘のフィードバックが開発にダイレクトに反映されるのは、クローズドテストならではの醍醐味だ。
釣りと戦の歌が紡ぐ世界の広がり
戦闘以外のライフ系コンテンツとして「釣り」システムの追加もアナウンスされた。生態系との調和を重んじる世界観の中で、この釣りが単なる素材集めなのか、それとも動物との交感に影響するのか、今後の続報が待たれる。また、新たな物語「戦の歌(Warsongs)」では、シームレスな場面転換と共に、操作キャラクターが人間から動物へと目まぐるしく変化する演出が行われ、本作の導入部分としての重要性を予感させるエポックメイキングなデモとなった。
Soulframeが提示するダークな変革とゲームデザインの野心
今回のアップデート発表で最も感銘を受けたのは、単なる機能拡張にとどまらず、世界観とゲームメカニクスを完全に合致させている点だ。特に新誓約ヴァダガールの汚染システムは、プレイヤーに強大な力を与える一方で、倫理的な葛藤と肉体的なペナルティを与える。これが美麗なグラフィックスと相まって、安易なインフレを許さない緊張感のある戦闘体験を構築している。マウントや釣りといった定番要素を本作ならではの文脈でどう再解釈するのか、今後の調整に期待がかかる。
最終コンパス指数: 8.5 / 10