ポケットペアが手掛ける2Dアクションの意欲作「Never Grave: The Witch and The Curse」ことNever Graveが、Android版の事前登録受付をGoogle Playで開始した。PCや家庭用ゲーム機でその高いアクション性と独特なシステムが評価されてきた本作だが、ついにスマートフォンという新たな戦場へ進出することになる。基本プレイ無料のF2Pタイトルが市場を席巻するモバイルゲームシーンにおいて、本作は780円(税込)という買い切り型の価格設定を採用しており、本格的なゲーム体験を求めるコアゲーマー層から熱い視線を集めている。
▲ 公式カバーアート (提供: IGDB)
| デベロッパー/パブリッシャー | ポケットペア |
| 対応プラットフォーム | Android(PC/家庭用ゲーム機向けは配信中) |
| 価格 | 780円(税込) |
| ジャンル | 2Dローグライクアクション(メトロイドヴァニア) |
| プレイ人数 | 1〜4人(マルチプレイ対応) |
Never Graveが提示する憑依システムとローグライクの融合
Never Graveの最大の特徴は、主人公が身にまとう「呪われた帽子」を用いた憑依システムにある。プレイヤーは単に自身のキャラクターを操作して魔法や斬撃を繰り出すだけでなく、倒した敵に憑依してその固有能力や肉体を使い潰しながらダンジョンの最下層を目指す。このメカニクスにより、プレイヤーの戦術は手持ちのビルドだけに依存せず、その場で遭遇した敵の特性をいかに臨機応変に引き出すかという、ローグライク特有の即興性と深いシナジーを生み出している。
また、探索によって持ち帰った戦利品を使用し、拠点となる村を再建・発展させていくメタプログレッション要素も大きな魅力だ。一回ごとの探索で得たリソースがキャラクターの永続的な強化や新機能の解放に繋がるため、プレイヤーは「死」を無駄にすることなく、確実に次のステップへと進むモチベーションを維持できる。この手応えのあるゲームサイクルが、モバイル端末の手軽なプレイサイクルとどのように噛み合うのかが注目される。
スマートフォンの操作性と最大4人マルチプレイの親和性
メトロイドヴァニアやローグライクといった精密な操作を要求されるジャンルにおいて、タッチスクリーンへの移植は常に大きな課題となる。Never Graveの持ち味であるスピーディなアクションと多彩な魔法、そして憑依時の操作スキームが、バーチャルパッド上でどれだけストレスなく再現されているかは極めて重要だ。特に、敵の攻撃を見極めるタイトな回避アクションや空中での挙動管理において、入力遅延や誤操作を極限まで排除したインターフェース設計が求められる。
さらに、本作はモバイル版においても最大4人のマルチプレイを完全にサポートしている。PC版などで培われた共同探索の楽しさが、スマートフォンの手軽な通信環境と融合することで、よりカジュアルかつ場所を選ばないマルチプレイ体験へと進化を遂げる。強敵に対してそれぞれ異なる憑依能力を駆使して挑む連携プレイは、スマホゲーム市場における新たな協力アクションの定番となる可能性を秘めている。
▲ 公式アートワーク (提供: IGDB)
Never Graveのスマホ移植がもたらす買い切り型アクションの新たな価値
本作のAndroid展開は、単なるプラットフォーム拡大に留まらず、モバイル市場におけるプレミアムタイトルの存在感を高める重要な一歩となる。780円という手頃な価格で、ガチャによる誘導のない純粋なゲームデザインと最大4人の本格的なマルチプレイを持ち歩ける価値は極めて高い。憑依による無限の戦略性と、スマートフォン向けに施されるであろうUIの最適化が、どこまでプレイヤーの要求水準を満たせるかが成功の鍵を握るだろう。
最終コンパス指数: 8.5 / 10