サンソフトは7月15日、完全新作リアルタイム戦術カードバトルゲーム『Hard Edge – War Zone』を7月23日に配信することを発表した。1998年に初代PlayStation向けにリリースされ、美麗な3Dグラフィックとキャラクター性で当時のゲームファンを魅了したアクションアドベンチャーゲーム『ハードエッジ』。その遺伝子を受け継ぎつつ、現代のゲームシーンに合わせたまったく新しいゲーム性へと昇華させたのが本作だ。名作の27年ぶりとなる新展開に、オールドファンだけでなく最新のインディーゲーム・戦略ゲームを追うコアゲーマーからも熱い視線が注がれている。
▲ 公式カバーアート (提供: IGDB)
| 開発・販売元 | サンソフト |
| 配信予定日 | 7月23日 |
| 対応プラットフォーム | PC(Steam) |
| 価格 | 1800円(税込) |
| ジャンル | リアルタイム戦術カードバトル |
| プレイ人数 | 1人(最大8人オンラインマルチプレイ対応) |
原作の前日譚を描く重厚な世界観とサクラビルの戦い
『Hard Edge – War Zone』で描かれるのは、初代『ハードエッジ』の本編へと繋がる前日譚である。舞台となるのは、正体不明のテロリスト集団に占拠されたハイテク企業シナリーギア社の研究施設『サクラビル』だ。プレイヤーは精鋭揃いの特殊部隊を率いて、陰謀が渦巻くビル内へと潜入し、敵対勢力との過酷な情報戦・戦術戦に身を投じることになる。かつてプレイヤーをワクワクさせた硬派なサイバーパンク風の世界観が、現代の洗練されたビジュアルスタイルでどのように再構築されるのか、ファンの期待は大きい。
本作のゲームプレイは4対4の最大8人によるチーム戦、またはソロプレイに対応しており、プレイヤー同士の密なコミュニケーションと高度な意思決定が勝利の鍵を握る。用意された2つのゲームモードは、それぞれ異なる戦術眼を要求するものだ。マップ上の重要データディスクを制限時間内に奪い合う『キャプチャーフラッグ』では、メンバー間の進軍ルートの構築や役割分担といった戦略性が極めて重要になる。もう一方の『チームデスマッチ』は、純粋な戦闘力とカバーアクションなどの連携能力が試されるシビアなバトルモードだ。
行動選択とリアルタイム同期が融合した新機軸バトルシステム
本作の最も特徴的なゲームシステムは、ターン制をベースにしながらも同じチームのプレイヤーが同時に行動を起こせる独自の『リアルタイム性』にある。プレイヤーはターン開始時に手札からカードを引き、次に取るべき行動を決定する。射撃、格闘、投擲、設置などの多岐にわたるカテゴリのカードは、敵への攻撃だけでなくキャラクターの『移動』そのものにも使用するため、手札の管理が立ち回りに直結する。味方と一瞬のタイミングを合わせて射線を集中させ敵を瞬殺する一斉射撃や、1人が派手な陽動で敵を引きつけている隙に裏から奇襲をかけるといった、洗練されたチーム連携が直感的に行える仕様が魅力だ。
▲ 公式アートワーク (提供: IGDB)
試合中にリアルタイムで新たなカードを獲得し、デッキ内のカードを直接強化していくローグライト的なビルド成長要素も備わっている。キャラクターごとの固有のプレイスタイルや特性に合わせてデッキをカスタマイズし、試合の戦況に即座に適応していく柔軟なプレイングが求められる。現在、Steamストアページでは本作のゲーム性をいち早く体験できる体験版が配信中であり、リリース前に独自のタクティカルカードバトルの手触りを確認することが可能だ。興味のあるゲーマーは今すぐダウンロードして、その革新的なシステムに触れてみるべきだろう。
『Hard Edge – War Zone』が提示するターン制とリアルタイム同期の絶妙なハイブリッド
27年ぶりの復活作がアクションではなく、あえてカードタクティクスというジャンルを選択したことは極めて挑戦的だ。しかし本作のシステムは、カードゲーム特有のじっくり思考する楽しさと、マルチプレイでの同期アクションがもたらす一瞬の判断力を高いレベルで融合させている。一見複雑に見えるが、カードを移動リソースとしても扱うルール構築は非常に合理的であり、1800円という非常に手に取りやすい価格帯も相まって、Steamにおける新たな定番対戦ツールへと成長するポテンシャルを大いに秘めている。
最終コンパス指数: 8.5 / 10