ドラゴンボール ゼノバース3が、10年以上にわたる沈黙を破り、ついにそのベールを脱いだ。ロサンゼルスで開催された「Dragon Ball Games Battle Hour 2026」にて、開発のDimpsとバンダイナムコエンターテインメントは、かつて「Age 1000」のコードネームで予告されていたプロジェクトの正体が、待望のナンバリング最新作であることを正式に発表した。前作から10年以上の歳月を経て、我々のプレイ体験はどう進化するのだろうか。
| タイトル | ドラゴンボール ゼノバース3 |
|---|---|
| 開発元 | Dimps |
| 発売時期 | 2027年予定 |
| プラットフォーム | PC, PlayStation 5, Xbox Series X |
Age 1000が示す新たな歴史:ドラゴンボール ゼノバース3の舞台
本作の鍵を握るのは、コードネームにも冠されていた「Age 1000」という時代設定だ。これは我々が慣れ親しんだ原作の物語から遥か未来の時代を指しており、既存の歴史改変を阻止するだけでなく、未知の領域へと足を踏み入れることを示唆している。公開されたトレーラーでは、成長し歳を重ねたブルマの姿や、物語の中心を担う新キャラクター「ブレット」が登場し、これまでのシリーズとは一線を画す空気感を醸し出している。
開発陣によれば、この設定は単なる時間軸の移動にとどまらず、プレイヤーが自ら作り上げるアバターの存在価値をさらに高めるための選択だという。過去の追体験を超え、誰も見たことのない未来の歴史を自らの手で紡ぐという体験は、10年間待ち続けたファンにとって最大の報酬となるはずだ。最新のハードウェア性能をフルに活かしたグラフィックと、より洗練されたバトルシステムが、この広大な未来世界を彩ることだろう。
鳥山明氏の魂が宿る最後のデザインと新キャラクター
本作において最も注目すべき点は、2024年3月に急逝した伝説的漫画家、鳥山明氏によるクリエイティブな貢献だ。ステージイベントでは、鳥山氏が自らデザインを手掛けた男性・女性のプレイヤーキャラクターのビジュアルが披露された。開発チームは、氏がゲームの世界観やキャラクター造形に対して注いだ情熱を強調しており、本作は鳥山氏の芸術的遺産を直接体験できる最後のビデオゲーム作品になる可能性が極めて高い。
また、新主人公ブレットの存在は、従来のゼノバースシリーズが守り続けてきた様式美に新たな風を吹き込むものだ。鳥山氏が生み出したキャラクターたちが、Age 1000という未知の時代でどのように躍動するのか。これは単なるゲームの発売を超えた、ファンにとっての聖域とも言える体験になるだろう。本作の詳細は、今後公式サイトでも順次公開される予定だ。公式トレーラーはバンダイナムコエンターテインメント公式サイトなどで確認できる。
現在、前作にあたる作品には2026年夏に最後のDLC「Future Saga Chapter 4」の配信が予定されている。その後、開発のリソースは完全に本作へと移行する。10年前、我々が体験した「歴史を守る戦い」は、2027年に「未来を創る戦い」へと昇華されるのだ。長きにわたる沈黙は、この壮大な物語を構築するために必要な時間だったと言えるだろう。
Game’s Compass Perspective: ドラゴンボール ゼノバース3が継承する「遊び」の本質
10年という歳月は、ゲーム業界においては永遠にも等しい。しかし、その空白期間を埋めるに足る「Age 1000」という設定と、鳥山明氏のラストデザインという価値は計り知れない。旧来の焼き直しではない、真の意味での「次世代のゼノバース」への進化に期待が高まる。
最終コンパス指数: 9.5 / 10