『Dirty Derby(ダーティ・ダービー)』は、動物たちによるレースにプレイヤーが直接介入し、勝敗を裏から操作する異色のオンラインパーティー対戦ゲームである。韓国のインディーデベロッパーであるJebi Studioが開発を手がけ、2026年12月にPC(Steam)向けにリリースされることが明らかになった。プレイヤーは単なる観客や騎手ではなく、指定された着順を実現するためにコース上へ乱入し、あらゆる妨害工作を仕掛ける黒幕として立ち回ることになる。
| タイトル | Dirty Derby(ダーティ・ダービー) |
| 開発元 | Jebi Studio |
| プラットフォーム | PC(Steam) |
| 配信予定時期 | 2026年12月 |
| プレイ人数 | 2〜4人(オンライン対応) |
| 日本語対応 | あり |
八百長と物理的妨害が交錯するDirty Derby(ダーティ・ダービー)のゲームプレイ
本作の根幹にあるのは、指定された着順を成立させて報酬を得るという秘密のミッションシステムだ。レースには数十種類存在する個性豊かな動物たちの中からランダムで9頭が出走する。動物たちはそれぞれ固有のスキルを所持しており、長い首を豪快に振り回して周囲の走者をなぎ倒すキリンや、重力を無視して空中を駆けるトナカイなど、予測不能な走法を見せる。何もしなければ動物たちは勝手に疾走し、自動的に順位が確定していく。
しかし、各プレイヤーには異なる内容の依頼書が届いており、指定された順位へ特定の動物を着順させなければならない。そこでプレイヤーは自らコースに降り立ち、注射器によるステータス強化や無線機を使った誘導といった多彩なアイテムを駆使して、動物たちの走行速度や挙動を直接コントロールしていく。状況を冷静に判断し、どの動物を加速させ、どの動物を失速させるかという戦略的な介入が常に求められる。
ライバルをバットで殴り倒す乱闘要素と予測不能なレース展開
他のプレイヤーもまた、それぞれ異なる依頼を達成するために同じコース上で妨害工作を行っている。利害が衝突する以上、プレイヤー同士の直接対決は避けられない。邪魔なライバルがいればバットで殴り倒して行動を阻害するなど、レース介入とリアルタイムの乱闘アクションが同時に巻き起こる構造となっている。さらに、1位以外のプレイヤー自身がレースの出走者としてコースを走らされるといった、混沌を加速させるユニークなギミックも組み込まれている。
無料体験版の展開と開発スタジオの独自性
開発を手がけるJebi Studioは、過去に馬となって美術館で盗みを働く『HorSteal』や、宇宙を探索する猫を描いた『Outta Space』など、動物を題材にしたシュールで独創的なゲームプレイを生み出してきた実績を持つ。本作『Dirty Derby(ダーティ・ダービー)』においてもその作家性は健在であり、2026年10月に開催されるSteam Nextフェスにて無料デモ版の出展が予定されている。早期にゲームの手触りを確かめる絶好の機会となるだろう。
本作は日本語表示にも対応しており、ローカルおよびオンラインでのパーティーゲーム需要にしっかりと応える設計だ。詳細な情報や最新トレーラーの確認、ウィッシュリストへの登録は公式のSteamストアページから可能となっている。
Dirty Derby(ダーティ・ダービー)が提示する間接操作と対人直接妨害の融合
本作の最大の魅力は、自らが直接走るのではなく動物の挙動を間接的に制御しながら他プレイヤーと直接物理干渉を行うという二重構造のゲームデザインにある。互いに異なる勝利条件を秘匿した状態で妨害と誘導が交差するため、終盤まで着順が読めない心理戦とアクションの応酬が期待できる。小規模パーティーゲーム市場において、独自の立ち位置を確立できるポテンシャルを十分に秘めている。
最終コンパス指数: 7.8 / 10