[Crown & Coin: The Hundred Years] Crown & Coin The Hundred Years 配信日決定 太閤立志伝の系譜を継ぐ英仏百年戦争オープンワールドシムの魅力に迫る

中世ヨーロッパを舞台にした壮大な歴史シミュレーションRPG『Crown & Coin: The Hundred Years』の早期アクセス配信が、11月4日に開始されることが発表された。本作は名作『太閤立志伝』のゲームシステムに強い影響を受けた、いわゆる「太閤ライク」を掲げる野心的なサンドボックスゲームだ。英仏百年戦争という激動の時代を背景に、プレイヤーは一人の人間として広大なオープンワールドを自由に生き抜くことができる。個人開発者が贈る、歴史ファン垂涎のシミュレーションゲームがいよいよベールを脱ぐ。

開発元 MUZINA GAMES
配信予定日 11月4日(早期アクセス)
対応プラットフォーム PC(Steam)
日本語対応 ゲーム内テキスト日本語表示対応

英仏百年戦争の動乱を生きる圧倒的な歴史再現度

『Crown & Coin: The Hundred Years』の最大の特徴は、14世紀から15世紀にかけて繰り広げられた英仏百年戦争の徹底的な歴史再現にある。ゲーム内には実に1015人ものキャラクターが登場するが、これらはすべて当時実在した歴史上の人物だ。エドワード黒太子やジャンヌ・ダルクといった歴史の主役たちから、当時の史料に名を残す「パリの市民」に至るまで、驚くべき解像度で中世の人間模様が描かれている。プレイヤーは彼らと交流を深めることで、最終的にこれら1015名全員のキャラクターでプレイすることが可能になるという。もちろん、自分だけのオリジナルキャラクターを作成して歴史の隙間に身を投じることも可能だ。

太閤ライクがもたらす無制限のロールプレイとスキルシステム

本作が「太閤ライク」と呼ばれる所以は、プレイヤーの生き方の自由度にある。騎士や領主として剣を振るい戦功を立てる王道のプレイスタイルはもちろん、富を築く商人、人々の魂を救う聖職者として生きることもできる。さらに、泥臭い医者や鍛冶師、戦場を渡り歩く吟遊詩人、あるいは社会の影で生きる野盗として乱世を生き抜くことも可能だ。ゲーム内には剣術や医術など15種類のスキルが用意されており、仲良くなった他のキャラクターから伝授してもらうことで能力を磨いていく。スキルの修得や実行時には、パズルなどのミニゲームに挑戦するシステムが採用されており、プレイヤーの介入要素がゲームプレイに小気味よい緊張感を与えている。

ソロデベロッパーが挑む究極の歴史シミュレーターへの期待

本作を開発するMUZINA GAMESは、日本人の個人開発者が運営するデベロッパーだ。熱狂的な『太閤立志伝』ファンである開発者が、長年培った情熱を注ぎ込んで制作を進めている。Steamでのリリースは本作が初となるが、公開されたゲームシステムからは、かつてコーエーが築き上げた自由人生シミュレーションへの深いリスペクトと、中世ヨーロッパという舞台設定への徹底したこだわりが感じられる。プレイヤー個々の選択が歴史の潮流と絡み合う、極めて濃密なゲーム体験が期待される。

Crown & Coin: The Hundred Yearsが提示する歴史サンドボックスの新機軸
『太閤立志伝』のシステムを中世ヨーロッパに移植するという試みは、シミュレーションゲームファンにとってこれ以上ない魅力的な挑戦だ。実在の歴史をベースにした1015人ものプレイ可能キャラクターという物量は、個人開発の規模を超えた熱意の表れと言える。商業的な成功を意識した没個性的な作品とは一線を画し、ニッチでありながらも極めてコアな層に深く突き刺さる、令和のインディーゲームシーンを象徴する一本になるだろう。

『Crown & Coin: The Hundred Years』は、PC(Steam)向けに11月4日より早期アクセス配信が開始される予定だ。歴史シミュレーションの新たな傑作の誕生を、ぜひウィッシュリストに登録して見届けたい。

最終コンパス指数: 8.5 / 10

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