「クレイジータクシー:ワールドツアー」は、セガが誇る伝説的ドライビングアクションのDNAを受け継ぎつつ、舞台を世界規模へと広げた完全新作タイトルだ。欧州最大のゲームショウgamescom 2026の会場にて、本作初公開となる新ステージ『ドイツ』のプレイアブル出展が実施され、世界中のファンが待ち望んだハンドルを握る機会を得た。伝統の破天荒なルール無用ドライビングと、世界各地のロケーションが融合した本作の手触りを詳しく掘り下げていこう。
▲ 公式カバーアート (出典: IGDB)
| タイトル | クレイジータクシー:ワールドツアー |
| 開発元 / パブリッシャー | セガ |
| 対応プラットフォーム | PC / PS5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch 2 |
| 試遊出展情報 | 東京ゲームショウ2026 出展予定 |
| 公式サイト | SEGA 公式ポータル |
「クレイジータクシー:ワールドツアー」が描くドイツの新ロケーションと伝統の爆走体験
本作の基本サイクルは極めて明快であり、シリーズの原点を完璧に踏襲している。街中で手を挙げる乗客を見つけて素早く乗せ、爆音のパンクロックが鳴り響く中で制限時間内に目的地へと届ける。歩道への乗り上げや他車への衝突、建物の敷地内を突っ切るショートカットなど、交通ルールを完全に無視した破天荒な走破こそが最大の美徳となる設計だ。
今回試遊できたドイツステージは、壮麗な大聖堂や歴史を感じさせる古城群、美しいクリスマスマーケット、そして高速走行が可能なアウトバーンが混在するダイナミックな構造となっている。街の住民たちも過激な運転に慣れており、突っ込んでくるタクシーを驚異的な身体能力でひらりと回避するお馴染みのリアクションも健在だ。美しいヨーロッパの街並みを背景に、クレイジーブーストやクレイジードリフトを連続で繰り出す爽快感は過去作以上のインパクトを放っている。
多彩なサブミッションと崖ダイブが生む戦略的ショートカット
「クレイジータクシー:ワールドツアー」における大きな進化点のひとつが、街の随所に用意されたバリエーション豊かなミッション要素だ。単なる客の送迎にとどまらず、タイムアタックや他車との接触を避けるチャレンジなど、ドライバーの技術を試す多彩なシチュエーションがシームレスに発生する。
試遊中には、バレエダンサーから「ドリフトの美しさに合わせたセッション」を依頼され、連続カーブが続く峠道のようなルートを滑走するユニークな依頼も確認できた。さらに愛車を誇るドライバーから突発的なレース勝負を挑まれるイベントも存在し、正規ルートでは追いつけない相手に対して崖からダイビングして大幅にショートカットを決めるなど、シリーズ特有の自由度の高い攻略が勝利の鍵を握る。
▲ ゲームプレイおよび公式メディア (出典: IGDB)
爽快感を加速させる爆音サウンドトラックと今後の展開
本作の疾走感を極限まで引き上げるBGMには、The Offspringの「All I Want」をはじめとするシリーズ不朽の名曲はもちろん、Bad Religionの「Ten in 2010」といった強力なトラックがラインナップされている。大音量でパンクロックを響かせながら街を跳び回る体験は、長年のファンだけでなく新たなプレイヤーをも魅了するだろう。
今回の試遊版ではドイツステージの基本挙動と開放感が存分に味わえたが、製品版に向けて各地域ならではの固有ギミックや乗客のリアクションの差別化がさらに深まることにも期待がかかる。本作は東京ゲームショウ2026への出展も正式に決定しており、さらなる新情報の公開が待ち遠しい。
「クレイジータクシー:ワールドツアー」が提示する現代型アーケード体験の真価
本作は、原作の持つ強烈なスピード感と直感的な操作性をそのままに、世界各地の多彩なロケーションとユニークなミッション構造を取り入れることで現代的な拡張に成功している。物理法則を無視した崖飛びショートカットやパンクロックの迫力は健在であり、短時間のプレイでも圧倒的なアドレナリンを供給する極上のドライビングアクションとして完成度を高めている。
最終コンパス指数: 8.8 / 10