エルデンリングにおいて、最新アップデートファイル『Ver.1.17』の配信が開始された。今回のアップデートは、新コンテンツを追加するDLC『Tarnished Pack』への対応を主軸に据えつつ、既存の戦闘環境にメスを入れる大規模なゲームバランス調整や不具合修正が盛り込まれている。狭間の地で戦い続ける褪せ人たちにとって、ビルドの再考を迫られる極めて重要な節目となる。
▲ 公式カバーアート (出典: IGDB)
| アップデートバージョン | Ver.1.17 |
| 配信日 | 2026年8月27日 |
| 対応プラットフォーム | PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch 2 |
| 主たる更新内容 | DLC対応、新素性追加、大盾・パリィ強化、対人調整 |
エルデンリングの戦術幅を広げる新DLC対応と探索要素の拡張
Ver.1.17の適用により、DLC『Tarnished Pack』の導入準備が完了した。本作には新たな素性として『イデスの騎士』と『重装騎士』の2種が追加され、キャラクタークリエイトの選択肢がさらに広がっている。これらの初期装備は狭間の地を巡る商人の販売リストやフィールド探索でも入手可能となっており、既存のキャラクターでも新装備を活用したビルド構築が可能だ。
また、プレイヤーの移動を支える霊馬トレントの外見を変更できる『霊馬の装束』が導入された。『ツリーガード』『カーリアの銀馬』『葬送の夜馬』の3種が存在し、ストームヴィル城や湖のリエーニエ、アルター高原を探索して入手することで、祝福メニューから自由に見た目をカスタマイズできるようになる。さらにケイリッドや王都ローデイルにおける新規NPC侵入イベントの追加など、世界観をより深く味わうための仕掛けが随所に散りばめられている。
近接戦の駆け引きを再定義する大盾とパリィの上方修正
今回のバランス調整における最大のハイライトは、防御システムとカウンターアクションの大幅なテコ入れである。計23種に及ぶ大盾のガード強度が引き上げられ、そのうち14種では重量が軽減された。これにより、装備重量の圧迫を抑えつつ堅牢な防御姿勢を維持しやすくなり、重量級ビルドの生存能力が飛躍的に向上している。
あわせて、戦技『パリィ』『嵐の壁』『トープスの力場』のパリィ判定性能が強化された。とりわけ『嵐の壁』は消費FPがゼロに変更されたことで、飛び道具対策と近接パリィを兼ね備えた万能の対抗手段として実用性が激増した。一瞬の隙を突いて敵の体勢を崩すリスク&リターンのバランスが改善され、より攻撃的な立ち回りが可能となっている。
▲ ゲームプレイおよび公式メディア (出典: IGDB)
武器性能の底上げと対人メタの見直し
攻撃面では『流紋の短剣』や『レラーナの双剣』における致命の一撃威力が上昇したほか、複数の流紋武器による投擲攻撃の強化、調香瓶5種の攻撃力引き上げが実施された。中距離からの牽制や奇襲戦術の火力不足が補われ、武器選択の幅が大きく広がったと言える。
一方、対人戦においては『羅刹の大刀』『ルガリアの咆哮』『腐敗ブレス』『エグズキスの腐敗』といった支配的な技に対して調整が行われた。大刀の致命やジャンプ攻撃、PC版のキーボード・マウス操作に関する不具合修正も完了しており、より公正で洗練されたPvP環境が整えられている。詳細な調整数値は公式パッチノートを確認されたい。
防御とカウンターの復権がもたらすエルデンリング戦闘環境の成熟
大盾の軽量化とガード強度向上、そしてパリィ戦技の強化は、単なる数値調整にとどまらず近接戦闘の選択肢を根本から見直す契機となる。投擲武器や調香瓶の強化と相まって、極端な一撃離脱や特定の強戦技連打に依存しない、多様で深みのあるビルド構築が狭間の地に新たな活力を吹き込んでいる。
最終コンパス指数: 9.3 / 10