[OMEGA PHENEX COMMENCED PROJECT SIX] OMEGA PHENEX 試遊プレイレポート ACFAの遺伝子を継ぐ高速機動メカシューティングの真価に迫る

個人開発者するめまんじゅう氏が手掛け、Astrolabe Gamesがパブリッシングを担当する新作高速機動メカアクション『OMEGA PHENEX』が、大型イベント『Bilibili World 2026』に出展され、その圧倒的なスピード感と高い完成度で多くのロボットアクションファンの視線を集めている。本作は、プレイヤーが最先端の人型メカ『イカルス』のパイロットとなり、新大陸『Atlantis』に潜む自律兵器の脅威に立ち向かうメカシューティングアクションだ。名作『ARMORED CORE for Answer』から強い影響を受けたという本作は、単なる追従にとどまらない独自の進化を遂げている。

OMEGA PHENEX COMMENCED PROJECT SIX 公式カバー

▲ 公式カバーアート (提供: IGDB)

開発元 するめゲーム工房(するめまんじゅう氏)
パブリッシャー Astrolabe Games
対応プラットフォーム PC(Steam)
ジャンル 高速機動メカシューティングアクション
発売予定時期 2027年内

ロックオンを排したTPS照準がもたらす能動的な弾幕戦

本作の戦闘システムにおける最大の特徴は、従来のロボットゲームに多く見られた「自動ロックオンによるミサイル誘導」を排除し、TPS(サードパーソン・シューティング)に近い直感的な手動照準を採用している点にある。プレイヤーは両腕と両肩に装備された4つの武装(X/Yボタン、LB/RBボタンで制御)を駆使して戦うが、すべての攻撃はレティクルの中心に敵を捉え、さらに武器の有効射程内に収める必要がある。この射程の可否は、レーダー上に表示されるアイコンの変化で瞬時に判別できる設計だ。

一見すると操作難度が高そうに思えるが、機体の旋回速度に制限がなく、プレイヤーの入力に対してダイレクトに反応するため、ストレスは皆無である。さらにブーストゲージの消費も控えめで、ダッシュやホバーによる空中制動を絡めた高速移動がスムーズに行える。これにより、敵の激しい弾幕を紙一重で回避しながら、自らのマニュアルエイムで反撃を叩き込むという、極めて能動的かつスタイリッシュな戦闘フィールが構築されている。

ハイスピードバトルを拡張するコンバットアセスメントシステム

ゲームの基本サイクルは、ミッションの選択、格納庫での機体カスタマイズ、そして実戦という王道の構成となっている。格納庫ではパーツの組み替えによる武装や基本性能の変化に加え、機動力や耐久力のパラメータを細かく調整できる『チューン』が用意されており、自分好みのイカルスを作り上げる楽しさが凝縮されている。しかし、本作をさらに独自のメカアクションへと押し上げているのが、ミッション中に解放される『コンバットアセスメントシステム』だ。

OMEGA PHENEX COMMENCED PROJECT SIX 公式アートワーク

▲ 公式アートワーク (提供: IGDB)

このシステムは、戦闘中の実績に応じて機体のリミッターが段階的に解除され、ランダムに提示される強化項目から1つを選択して自機をビルドアップしていく、ローグライク作品のレベルアップに近いメカニクスを採用している。たとえば、耐久力(AP)が危機的状況に陥った瞬間に『AP即座に50%回復』を選択して窮地を脱するなど、戦況に応じたリアルタイムの判断が求められる。これは設定上、強力すぎる兵器イカルスの悪用を防ぐための「監視システム」というストーリーテリングと融和しており、ゲームプレイに優れた緊張感とリプレイ性を与えている。

OMEGA PHENEXが示す個人開発メカゲームの新たな金字塔
本作は、インスパイア元であるACFAへの深い敬意を随所に感じさせつつも、ロックオンに頼らないTPSライクな照準操作と、ローグライク的なビルドアップ要素を導入することで、独自のゲームデザインを確立している。機体との一体感を味わえる極めてレスポンシブな操作系は、個人開発という規模を完全に凌駕したクオリティに達しており、ハイスピードメカアクションを好む現代のゲーマーが求めるスピード感と戦略性を完璧に満たしている。

最終コンパス指数: 8.8 / 10

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