PROJECT ZIRCONは、コナミが手がける完全新作のダークファンタジー×ローグライクデッキ構築カードゲームとしてSteam向けに発表された注目作だ。プレイヤーは滅亡の危機に瀕した国家の統治者となり、復活を目論む『奈落の厄災竜』から世界を救うため、キャラクターカードの雇用や施設の建設を通じて自国を強化していく。1プレイ約1時間という濃密なゲームサイクルの中に、深い戦略性とリプレイ性を凝縮した意欲的な設計が早くもコアゲーマーの間で大きな関心を集めている。
Steamストアページもすでに公開されており、ゲームサイクルの根幹をなすユニークなシステム群が明らかになっている。
▲ 公式カバーアート (出典: IGDB)
| タイトル | PROJECT ZIRCON |
| パブリッシャー / 開発 | KONAMI |
| ジャンル | ダークファンタジー ローグライクデッキ構築カードゲーム |
| 対応プラットフォーム | PC(Steam) |
| 発売時期 | 未定 |
5年間で国家を導く緊迫のタイムリミットと2大フェーズ構造
本作の最大の特徴は、ゲーム内時間における『5年間』の間に定められた目標を達成し続けなければならない生存戦略システムにある。毎年提示される要求目標を達成できなければ即座に奈落の厄災竜に世界が呑み込まれるというシビアな条件のもと、1年は『戦略フェーズ』と『内政フェーズ』の2つの段階を経て進行する。
戦略フェーズは国家を拡張し、次なる年に向けた基盤を整える準備期間となる。ここでは『商業ポイント』『工業ポイント』『文化ポイント』という3種類の異なる資源を消費して領土を拡大し、新たなキャラクターカードや施設を獲得していく。各ポイントの用途が明確に分かれているため、目先の目標達成を優先するのか、それとも長期的な生産基盤に投資するのか、緻密なリソース配分が求められる。
続く内政フェーズでは、獲得したキャラクターカードを盤面に配置してポイントを生産する。キャラクターカードには『ランク』と『タイプ』という重要な属性が設定されており、建設済みの施設との相乗効果(シナジー)を成立させることで爆発的なリターンを生み出すことが可能だ。さらにデッキには最大3つの特殊能力『ジルパワー』を装備でき、戦局を一変させる強力なアドバンテージを獲得できる。
1周1時間に凝縮された分岐シナリオと高いリプレイ性
PROJECT ZIRCONは、単なる数値管理に留まらない濃密な物語体験とマルチエンディングを採用している。道中で発生するランダムイベントでの決断や選択したルートによって物語は劇的に分岐し、プレイヤーが歩む歴史そのものが変化していく。
通常ルートでは5年目に奈落の厄災竜を撃破することが目標となるが、選択したルートによっては軍事力を高めて敵を倒すこと以外の特殊な勝利条件が課される場合もある。さらに周回プレイを重ねてプレイヤーレベルを上昇させることで、新たな施設や初期デッキがアンロックされるプログレッション要素も完備されている。毎回異なる状況変化に即座に適応し、最適なデッキを構築するローグライク本来の醍醐味が存分に味わえる作りだ。
PROJECT ZIRCONが提示する短編国家運営とデッキ構築の融合
本作は従来のスレイ・ザ・スパイア系戦闘重視型ローグライクとは一線を画し、内政資源管理と盤面配置シナジーをデッキ構築の主軸に据えた点が極めて秀逸だ。1周1時間という手軽な枠組みの中に年ごとの明確なノルマとマルチエンディングを組み込むことで、短時間でも濃厚な達成感が得られる構成に仕上がっている。カードゲームの老舗であるコナミがPC単体向けにどのようなメタバランスを提示してくるのか、今後の続報から目が離せない。
最終コンパス指数: 8.5 / 10