[Expelled from Paradise: The Stellar Angel] 【楽園追放 The Stellar Angel】発売日が11月26日に決定 劇場版のその後を描く新作SFビジュアルノベルの見どころと限定版特典を徹底解説

『楽園追放 The Stellar Angel』の発売日が11月26日に決定した。東映アニメーションとStudio51が手掛ける本作は、2014年に公開され国内外で熱狂的な支持を集めたSFアニメ映画の正統な後日譚を描くビジュアルノベル作品だ。ナノハザードによって荒廃した地上世界を舞台に、電脳世界ディーヴァを離れて地上に残る道を選んだアンジェラ・バルザックとディンゴの新たな物語が紡がれる。対応プラットフォームはNintendo SwitchおよびPC(Steam)となり、日英の二言語に対応して世界展開が行われる。

Expelled from Paradise: The Stellar Angel レビュー、概要、および公式カバー

▲ 公式カバーアート (出典: IGDB)

タイトル楽園追放 The Stellar Angel
発売日11月26日
対応プラットフォームNintendo Switch / PC(Steam)
開発・販売Studio51 / 東映アニメーション
ジャンルSFビジュアルノベル
価格(DL版)5,280円(税込)
価格(パッケージ通常版)6,380円(税込)
価格(パッケージ限定版)11,880円(税込)

劇場版の結末から続く新たな脅威と陰謀

西暦2400年、暴走ナノマシンによる惨劇『ナノハザード』によって地表が焦土と化し、全人類の約98パーセントが生身の肉体を捨てて電脳世界ディーヴァへと移住した世界。かつてフロンティアセッター事件を通じて地上の風を感じ、ディーヴァの高官たちに叛旗を翻したアンジェラは、地上人のパートナーであるディンゴと共に便利屋の仕事を請け負いながら潜伏生活を送っていた。本作『楽園追放 The Stellar Angel』では、そんな二人が暮らす地上に突如として未知の新生命体『パラフローラ』が急速に繁殖し始める事態から物語が幕を開ける。

パラフローラの異常発生に伴い、巨大なワーム状の怪異が人々を襲撃し、かつて疫病によって放棄された砂漠の廃村スヴァルガがその発生源となっていることが判明する。時を同じくして、ディーヴァ保安局からナノハザードに関する最高機密ファイル『グレイグー』を強奪した工作員が地上へと逃走し、その足取りもまたスヴァルガへと向かっていた。それぞれの思惑と陰謀が交錯するなか、アンジェラとディンゴは再び世界の命運を左右する過酷な選択を迫られることになる。

アンジェラの心境を左右する独自の選択肢構造とK2システム

本作の大きな特徴として、物語の根幹を担う選択肢機構『K2システム』が搭載されている点が挙げられる。プレイヤーが作中で下す決断によって、アンジェラの心情や成長のベクトルがリアルタイムに変化し、結末へと至る道筋が分岐していく。単なる善悪の二元論にとどまらず、取り返しのつかない結末やバッドエンドを含むマルチエンディング構造が採用されており、緊張感のあるシナリオ体験が提供される。

ゲーム内には主要シーンのフルボイス対応をはじめ、世界観や難解なSF専門用語をいつでも補完できるTIPS機能、既読スキップ、バックログ、オートセーブといった現代のビジュアルノベルに求められる快適なプレイ環境が完備されている。Steamストアページも公開されており、PCゲーマーにとっても見逃せないタイトルとなっている。

Expelled from Paradise: The Stellar Angel ゲームプレイ、特徴、およびスクリーンショット

▲ ゲームプレイおよび公式メディア (出典: IGDB)

限定版パッケージとファン向けコレクターズ要素の充実

パッケージ版が展開されるNintendo Switch向けには、通常版(6,380円)に加えて豪華特典を同梱した限定版(11,880円)が用意されている。限定版にはゲーム本編ソフトに加えて、ここでしか読めない書き下ろし小説、新規描き下ろしイラストを使用したB2サイズタペストリー、オリジナルサウンドトラック、そして天使の羽を模した特製しおりが封入される。10年以上の歳月を経て拡張される世界観を物理的なコレクションとしても手元に残せる仕様は、原作ファンにとって非常に価値の高い構成と言える。

ダウンロード版は5,280円とお手頃な価格設定になっており、純粋に物語の先を追いたいライト層から特典を網羅したいコアファンまで、プレイスタイルに応じた幅広い選択肢が用意されているのも魅力だ。『楽園追放 The Stellar Angel』が提示する新たな物語の結末に注目が集まる。

映画の余韻を損なわず新たなSF体験へと昇華できるかが焦点
3DCGアニメーションの金字塔として評価された映画版の続編を、あえてビジュアルノベルというテキスト主体の媒体で展開するアプローチは非常に興味深い。美麗なビジュアルとフルボイスをベースに、K2システムによる多層的な分岐とハードSF設定の深掘りがどこまで高い純度で噛み合っているかが本作の真価を分けるポイントとなる。往年のファンを納得させるシナリオ密度の高さに期待したい。

最終コンパス指数: 8.4 / 10

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