伝説的な和風ホラーゲームの系譜を継ぐ名作『青鬼2』が、装いも新たにNintendo SwitchおよびPC(Steam)プラットフォームへ進出することが決定した。本作は2016年にスマートフォン向けに配信され、その圧倒的な恐怖感と精緻な謎解き要素で多くのプレイヤーを恐怖に陥れた大ヒット作である。今回の現行コンソールおよびPCへの移植にあたり、単なるベタ移植にとどまらないファン垂涎の新要素が多数追加されており、かつてフリーゲーム界を震撼させたブルーの恐怖が、再び世界のゲーマーを席巻することになる。
▲ 公式カバーアート (提供: IGDB)
| 開発元 | 株式会社ゲームスタジオ |
| 配信開始日 | 8月6日 |
| 対応プラットフォーム | Nintendo Switch / PC(Steam) |
| 価格 | 1,200円(税込) |
| 対応言語 | 日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字/簡体字)、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、インドネシア語 |
青鬼2が提示する新たな惨劇とゲームシステムの新境地
本作の基本舞台となるのは、不気味に佇む廃校だ。肝試し目的で侵入したひろし、たくろう、たけし、みかの4人と、彼らを追いかけてきた担任の教師は、謎の監禁部屋で目を覚ますことになる。プレイヤーは神出鬼没の青鬼から逃れつつ、複雑に絡み合うパズルや仕掛けを解き明かし、脱出路を模索しなければならない。本作はマルチエンディングや多様な謎解きルートを備えており、プレイヤーの選択と行動が生存率を大きく左右する緊張感溢れる設計が魅力となっている。
さらに、ゲームスピードを極限まで引き上げる『倍速モード』が復活を遂げている。今回は従来の限界を超えた『17倍速』という狂気的な難易度を設定可能だ。青鬼の追跡速度がプレイヤーの反射神経の限界を遥かに超越するため、一瞬の判断ミスが死へと直結する。このシステムは、これまでのゲーム体験に飽きたベテランプレイヤーに対する挑戦状であり、新たな攻略パターンの構築やタイムアタックに新たな可能性をもたらすだろう。
完全新作シナリオ『青鬼:臨海学校編』の追加要素
今回の目玉となるのが、完全新規収録された追加シナリオ『青鬼:臨海学校編』の存在だ。ひろし達が夏休みに訪れた臨海学校の宿舎近くにある、不気味な廃校が新たな悪夢の舞台となる。静まり返った廊下に響くチャイムの音、そしてこれまでに見たこともない奇怪な姿をした新種の青鬼たちがプレイヤーを待ち受ける。公式情報によると、海の近くという立地に呼応するかのような、海の生物を模したおぞましい形態の変異種も登場するという。
この新シナリオでは、プレイヤーは4つの異なるステージを自由な順序で攻略していく『フリーシナリオシステム』を採用している。どのルートを最初に選択するかによって全体の難易度バランスがリアルタイムに変動するため、プレイヤー自身が最適な攻略ルートを模索する知的なアプローチが求められる。仲間と逸れてしまったひろしを操作し、迫り来る新種の脅威を退けながら、この廃校に隠された忌まわしい過去の真実を暴き出さねばならない。
青鬼2のコンソール移植がもたらすホラーメタの再評価
今回の移植版は、1,200円という極めてリーズナブルな価格設定でありながら、10ヶ国語に及ぶマルチリンガル対応を果たしている点が戦略的に極めて重要である。キーボード操作やコントローラーによる繊細な操作性の向上は、スマートフォン版でタッチ操作に苦しんだ層にとって、大きなプレイアビリティの改善となるだろう。新シナリオによるゲームボリュームの拡充と、17倍速という極端なゲーム性の提示は、実況配信文化との親和性も高く、再びコミュニティを大きく沸かせる起爆剤になり得るポテンシャルを秘めている。
最終コンパス指数: 8.5 / 10