コーエーテクモゲームスが開発を進める新規アクションゲームプロジェクトである『FUJI』をはじめ、日本のゲームシーンを揺るがす強力な新規IP群の開発が本格始動した。経済産業省が公表した支援対象リストにより明らかとなったこのプロジェクト群は、世界水準のゲームプレイと卓越した和の表現を目指す、ゲームファン垂涎の新規タイトルばかりだ。
| 開発元 | コーエーテクモゲームス / 各社パートナー |
| 仮称タイトル | FUJI(コードネーム) |
| ジャンル | 和風アクション / 新規IP |
| 対象プラットフォーム | コンソール / PC(各プロジェクトによる) |
| 支援プログラム | 経済産業省 IP360プロジェクト |
東洋表現の極致を目指す「FUJI」と和風アクションの血統
コーエーテクモゲームスが手がける『FUJI』(仮称)は、同社がこれまでに培ってきた東洋的な美学と、一瞬の隙も許さない本格的なアクション要素を極限まで融合させた完全新規IPである。これまで『仁王』シリーズや『Wo Long: Fallen Dynasty』などで世界中のアクションゲーマーを唸らせてきた同社だけに、本作に注がれる期待は極めて大きい。本作は、単なるビジュアルの美しさにとどまらず、プレイヤーの操作がそのままダイレクトにゲーム内世界に干渉するような、極めて手触りの良い戦闘システムの構築を目指しているという。歴史物やファンタジー要素をゲームデザインへと昇華させる同社特有のノウハウが、この『FUJI』においてどのように新たな進化を遂げるのか、今から楽しみでならない。
アークやアプリボットも参戦する「IP360」プロジェクトの全貌
さらに注目すべきは、『FUJI』だけでなく、格闘ゲームの雄であるアークシステムワークスやアプリボット、コナミデジタルエンタテインメントといった実力派メーカーが、こぞって世界市場を狙う新規プロジェクトを始動させている点だ。アークシステムワークスは、同社独自のセルルックアニメーションスタイルを駆使した完全新規の対戦格闘アクションを、主要プラットフォームで同時展開する予定だ。アプリボットは、日本の歴史をベースにした独特な世界観を持つアクションゲーム『Project Needle』をコンソールおよびPC向けに開発中であり、こちらも言語のローカライズに注力している。さらにヨコズナ・ゲームズの協力型ターン制戦略ローグライク『Tactful Tactics』など、ゲーマーの知的好奇心と挑戦心を刺激するタイトルが目白押しだ。
ゲーマーの体験を最優先する設計思想とマルチプラットフォーム展開の意義
これらのプロジェクトに共通しているのは、グラフィックの豪華さだけではなく、ユーザー体験(UX)や、コアなゲームプレイの深度に徹底的にフォーカスしている点である。各プラットフォームで同時期に最高のアクション体験を提供するための開発体制が敷かれており、国境を越えて多くのプレイヤーとマルチプレイや対戦を楽しめる環境が整えられる。高精度なアクション、緻密な戦略性、そして格闘ゲームにおける洗練された駆け引きなど、ジャンルは多岐にわたるが、いずれもプレイヤーのやり込みに応える硬派なゲームデザインが期待される。
FUJIが示す和風アクションの未来とゲームプレイの深化
コーエーテクモの最新作『FUJI』をはじめとする開発陣の動きは、単なる和風ブームの再燃ではなく、世界レベルで通用する骨太なゲームメカニクスへの原点回帰を示している。美麗なビジュアルだけに依存せず、直感的でありながら底の深い戦闘システムや、ユーザーの挑戦意欲を刺激するレベルデザインが組み込まれることは想像に難くない。日本の開発力が培ってきた「手触りの良さ」が、グローバル市場でどのような新たなスタンダードを確立するのか、その戦闘システムの本質的な進化から目が離せない。
最終コンパス指数: 9.0 / 10